2017年1月27日金曜日

【ベータ版】HUION液晶タブレット用カラープロファイル

ご無沙汰しております、あなじです。

HUIONの液タブを触り始めてから少し経つわけですが、
他の利用者様の声を聞く限りだとやっぱり「色が悪い」という声が散見されますね。

特にOSDで色味調整が可能なGT-220などでは時前で調整できればなんとかなる部分も多いのですが、色味が固定で調整不可のGT-156HDなどでは塗りに使う際は結構な問題になってしまう事が多いようです。

特にGT-156HDの場合は青みが強い傾向があり、赤系の発色を悪くしてしまっている部分があるようです。
実際発売前にGT-156HDのガンマ特性の件について聞かれた際も、「概ね悪くはないが、イラストレーション用途と考えると少し青が強い、ハード側で調整できるなら実装した方がいい」とは指摘したのですが、最終試作機まで完成していた段階ではやはり対応が難しかったようです。


実際に写真を表示してみたサンプルケース。
少し青被り気味なのは否めません

で、そこでディスプレイキャリブレーションの出番となるわけですね。
手元に以前購入していたColorMunkiがありましたので、DisplayCALを使って早速調整を行ってみました。



このマウスみたいな機械でディスプレイから出る光を計測し、出力データとのズレを補正します。
本当はもうちょっとお高い機種で調整を行いたいというのが本音ではあるのですが、いかんせん予算が厳しい中ではあるので、手持ちのものでまかなってみました。


 そして結果がこちらとなります。






元々発生していた青被りがかなり解消され、自然な暖色に近い色味となりました。
青が強い状態で慣れてしまっていたので、最初は「ちょっと赤すぎないか?」とは思ったのですが、実際に他のディスプレイと比較しながらカラーチャートを参照してみたところ、やはりこちらの色のほうが正しい模様。
三枚目左端の補正値カーブを見てもかなり青が抑えられたセッティングのようですね。

実際に作成されたICCプロファイルをこちらに添付しておきます。
→ICCプロファイルダウンロードリンク

【ご注意】
いくつかのGT-156HDにて同じプロファイルを適応してみましたが、ほぼほぼ同様の結果を得ることができました。
ただし、LCDパネルの特性はパネルのロットや製造時期、経年劣化によって変動いたします。
つまり、全てのGT-156HDにおいて同様の結果が得られることはできない、という事を事前にご承知おき下さいますようお願い致します。
また、たしかに会社で販売している機材にて試験・プロファイルの作成をさせて頂いておりますが、あくまでも個人的趣味の側面で作らせて頂いておりますプロファイルになりますので、大変恐縮ではございますが、こちらはノーサポートにて公開をさせて頂きます。ご了承下さい。

適応方法に関しましては下記リンクをご参考にしていただければと思います。
※機種名やプロファイル名は適時読み替えて下さい。

Windowsはこちら
新しいモニターを買ったらやること -正しい色を表示するために-: 初心者応援!絵描くネット







Macはこちら
Mac で、三菱のディスプレイ RDT231WLM のカラープロファイルを指定する - まぶてく!

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